ヒッチハイカーを拾う

仕事用の珈琲豆を買いに行くために
36号線を走っている時だった



僕は3車線の真ん中を走っていた
豊平川の橋を渡った次の信号で



スケッチブックに【恵庭】と書いて
なにやら重そうな縦長の大きなリュックを
背負って立っている青年がいた

見た瞬間

「旅人だ」


と感じた時には通り過ぎていた




あぁ、どうしよう
珈琲豆を買って2時間後には
電話でのセッションが入っている



僕も旅をしていたことがある
丁度2年前の12月のことだ


その経験から
ヒッチハイカーみたら必ず乗せる
という謎のルールを自分に課している



恵庭か…
ギリギリ間に合うかもしれない



僕はその判断をものの5秒ほどで考え
そして乗せる決断をした



左側に車線を変更して
青年が立っていた区画を左折
そしてぐるっと回る形で青年がいる場所へと
車をつけた

「乗って乗って!」
というジェスチャーと共に
車を止めた


彼は「いいんですか」と言わんばかりの
表情を浮かべ車にかけより乗車した


彼は21歳の福岡出身の会社員だった
大学生じゃないことを聴くのは野暮か。
と考えていると


彼は「無一文なんですよ!」という

僕は「どうして!?」と返した

「持たずに旅してるんです」と彼は答えた

僕は思った




あぁ、こうやって循環するんだ





僕は2年前

【0円旅】


と題し九州と沖縄を3週間旅をした


今思えばクレイジーな企画だったが
当時は

【自由】


そのものだった。
社会から離れ僕は1人知らない土地にいる
何か決められたことはない
時間の制限もない


もちろんすべきこともない



心が踊った


あぁ、生きてる



僕は旅中に【生きる】を学んだ
たくさんの生きるを学んだ


本当の豊かさとはなにか



僕はそれをあの土地で体感した
もう2年も経つ。




青年をみた瞬間
そのファンタジーにも似たあの経験を
走馬灯のように思い出した


「俺も2年前に0円で旅したよ」
僕はいう



彼は冷静でナチュラル
過度なリアクションをしない人間だった

ニュートラルな自分を貫いてるのだ
僕はそんな人間が大好きだ



彼は恵庭駅の近くにあるカフェに
行きたいという
ただカフェの名前は知らないというのだ




どうやってそれを探すの聞くのは愚問だ
旅とはいつだっていきあたりバッチリなのだ




彼の言葉の一つ一つが
何年か前の自分を思い出すようで懐かしく
車内は常時会話に花が咲いていた



彼はゲストハウスをやりたいらしい
料理が好きで珈琲も好きだという
最近の若者の事情や世の中の話もした


彼は奨学金を借りてまで
大学に魅力を感じなかったみたいだ
遊んで過ごすくらいなら就職を選ぶ

しなやかな話し方でそれでいて
判断がパキッとしている彼は面白かった
間違いなく今を生きてる



旅は面白い



彼を恵庭駅で降ろし僕はまた
36号線を使い元の道を走った


旅は人を変える
旅行では味わえない一期一会のご縁
自分の感性をフル回転させ


生きるを味わうのだ



風を感じ、人混みを一人で味わう
髭を生やしながらあてのない道を歩く
目的なんかない


ただ、生きるのだ


旅はことごとく社会で見落としてきた
様々なものを知ることができる


豊かさとは
生活とは
人とは
そして自分とは



それを問い
そして感じるのだ



ただ、生きているだけなのだと



彼と会い僕はあらためて
2年前の旅の記憶を思い出した
少し忘れていたあの感覚を感じることが出来た



そして当時自分がしてもらったことを
こうして時を経て誰かにすることが出来る


循環


していくんだ

暖かく、柔らかく、それでいて情熱的に
最大限の自由を感じながら旅をする

そこでの出逢いは感謝の連続だ


そしてそこで感じた恩は

こうして返せる時がくる


✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
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陽だまりの香り〜心の居場所を探すすべての人へ〜

自分とのご縁と他者とのご縁を深める 関口陽介のブログ もっと生きやすく幸せになるには 本当の豊かさとは 本当の自分とは 自分と向き合うとは 心の居場所を探すすべての人へ それをちょっぴりわかりやすく お伝えしています。 自分と仲良く、他者と仲良く、世界と仲良く あなたの居場所の一部になれますように

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